みかんの枝の剪定
適切な剪定を行うこで収穫量を上げよう。
剪定方法
みかんは適切に剪定を行わないと、葉が茂り過ぎて実が付かなかったり
実が付きすぎたりします。更に、日当たりや風通しが悪くなり病気や害虫が
発生しやすくなります。
■みかんの剪定の時期
整枝や剪定(せんてい)の時期は、春2月〜4月頃に行い発芽前には
終わらせるようにします。
■剪定方法
まず、どのような木にするかイメージします。
果実を収穫したり、木の手入れをしたりするのに都合が良い樹形を
作ることを整枝といいます。この為に木の枝を切る作業を整枝剪定と
いいます。
現在の木を見て、将来はどのような樹形にしたいのかを決めて、
不要と思われる枝は元から切ってしまいましょう。
■どんな枝を切るの?
・幹に向かって伸びた枝は、取り除きましょう。
また、同じ方向に平行に伸びた枝もどちらか一方を取り除きます。
・上向きに真っ直ぐ伸びた枝
上に向かって伸びる枝の実は高くて採ることができなくなります。
脚立を使用しなくても収穫作業がし易いように、伸び過ぎた枝は
思い切って切り戻しをして高さを低くしましょう。
・密集している枝や同じところか何本も枝分かれしている枝
茂って日当たりが悪くなります。また、枝が生長すると柿
の実を傷つける場合もあります。
■果実の数を調整する
みかんは実をならせ過ぎると、翌年はあまり実が付きません。
毎年同じよう程度実を付けさせるためには、剪定で果実ができる数を
適度に減らしてやります。
■剪定で注意する点
みかんの結果習性により、昨年伸びた枝上の花芽のつく位置が先端部分
にあるので、その部分を切り取ってしまうと果実がつかないことになります。
したがって、果実をつけたい枝にはハサミを入れないということが重要です。
みかんのせん定方法は、種類によって異なるので一概に言えないのですが、
苗木を植え付けた時点から樹形完成まで計画的に整枝すること、樹冠内部
まで日がよく入るようにすること、隔年結果性があることを考慮すること
などが挙げられます。
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